2023-10

治療

子宮内膜炎の治療法~2つのアプローチを解説~

今回は、テーマ募集でリクエストをいただいた"繁殖"のなかから、「子宮内膜炎の治療法」について解説します。子宮内膜炎の治療のアプローチ方法には、大きく分けて「感染を抑える方法」と「傷んだ子宮内膜を修復する方法」の2つがあります。子宮内膜炎になりにくい牛にするために、ぜひ参考にしてみてください。
健康管理

牛の”カゼ”とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜

《CowPlus+通信 Vol.5》今回は、「牛の"カゼ"とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜」というお話です。概論的なお話になりますが、まずは基本からしっかり確認していきましょう!発熱、咳、鼻水など…こんな症状があったら、"カゼ"を疑いますよね?診察してもらう獣医さんにも、『う...
健康管理

生後1週間の哺乳のポイント

生後1週間以内の子牛はそれ以降の子牛と比較して、消化酵素の分泌機能が弱いという特徴があります。そのため、ウイルス・細菌・寄生虫に感染していなくても、ミルクをうまく分解・吸収できないことが理由で下痢をしてしまうケースがあるのです。これを一般的に「消化不良性の下痢」と呼びますが、多くの牛は下痢をしても脱水症状によってぐったりしないことがほとんどです。
応急処置

生まれた子牛、吊るのはNG!?

正常な胎位で子牛が前肢と頭から出てきた際には、頭部が下がったときに食道〜胃の中にある羊水が自然と吐き出されます。昔から、生まれた子牛が飲み込んでしまった羊水を吐き出させるために、頭を下にして吊る行為が行われてきました。しかし現在の常識では、生まれた子牛を吊る行為はNGといわれています。その理由について解説します。
予防

夏場の蹄管理のポイント

夏場は暑いため牛の起立時間が延長し、その結果、蹄血ぱんや蹄底潰瘍が増えます。牛の最高のパフォーマンスを維持するためにも、定期的に削蹄してあげましょう。足元の健康と全身状態の関係や、予防的削蹄のコツも解説します。
予防

牛の熱中症と応急処置について

暑すぎる夏、牛たちの熱中症対策は完璧ですか?実は牛が快適に過ごせる気温は、乳牛は5〜20℃、肉牛は5〜25℃といわれています。熱中症になってしまったとき、獣医師が到着するまでの間に適切な応急処置ができるかどうかで、その後の救命率が大きく変わります。ぜひ応急処置のポイントも知っておいてください。
お知らせ

ご挨拶

2023年8月にCowPlus+(カウプラス)というサービスを提供開始しました。牛に関するオンライン相談サービスのご提供ならびにお役立ち情報【CowPlus+通信】を配信します。持続可能な畜産・酪農業の支援、そして牛と人がより幸せに共生できる社会を目指し、誠心誠意お手伝いさせていただきます。