健康管理

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【基本】牛の体内で血中カルシウム濃度を維持する仕組みとは

血中カルシウム濃度が低下する「低カルシウム血症(以下低カル)」。 乳牛を飼っている酪農家にとって、一度は必ず直面する問題ではないでしょうか?実は、分娩後に牛が低カルになることを獣医学的には「分娩性低カルシウム血症(乳熱)」といいます。つまり、乳牛は分娩後以外のタイミングにも低カルになりますし、和牛でも低カルになることがあります。
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抗菌薬の定義と現場でできる薬剤耐性菌対策

この記事では、ちょっとマニアックな「抗菌薬と抗生物質の違い」や「家畜に抗菌薬が必要な理由」について解説します。世界的な問題となっている薬剤耐性菌が家畜飼養者にとって身近な問題であることを理解し、自分たちの身を守るためにも抗菌薬の適正使用・慎重使用に努めましょう!
予防

【生菌剤の基本】プロバイオティクスとプレバイオティクスの違いとは?

今回は牛用の生菌剤について解説していきます。善玉菌、悪玉菌、プロバイオティクス、プレバイオティクスなど、聞いたことはあっても実際どの成分がどれなのかよく分からない…と思ったことはありませんか?まずはプロバイオティクスとプレバイオティクスの違いを理解して、正しく生菌剤を使いこなしていきましょう!
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牛の”カゼ”とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜

《CowPlus+通信 Vol.5》今回は、「牛の"カゼ"とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜」というお話です。 概論的なお話になりますが、まずは基本からしっかり確認していきましょう! 発熱、咳、鼻水など…こんな症状があったら、"カゼ"を疑いますよね?診察してもらう獣医さんにも、...
健康管理

生後1週間の哺乳のポイント

生後1週間以内の子牛はそれ以降の子牛と比較して、消化酵素の分泌機能が弱いという特徴があります。そのため、ウイルス・細菌・寄生虫に感染していなくても、ミルクをうまく分解・吸収できないことが理由で下痢をしてしまうケースがあるのです。これを一般的に「消化不良性の下痢」と呼びますが、多くの牛は下痢をしても脱水症状によってぐったりしないことがほとんどです。
予防

夏場の蹄管理のポイント

夏場は暑いため牛の起立時間が延長し、その結果、蹄血ぱんや蹄底潰瘍が増えます。牛の最高のパフォーマンスを維持するためにも、定期的に削蹄してあげましょう。足元の健康と全身状態の関係や、予防的削蹄のコツも解説します。
予防

牛の熱中症と応急処置について

暑すぎる夏、牛たちの熱中症対策は完璧ですか?実は牛が快適に過ごせる気温は、乳牛は5〜20℃、肉牛は5〜25℃といわれています。熱中症になってしまったとき、獣医師が到着するまでの間に適切な応急処置ができるかどうかで、その後の救命率が大きく変わります。ぜひ応急処置のポイントも知っておいてください。