子牛

子牛

下痢子牛の断乳を行うポイント

今回は、哺乳期の子牛が消化不良性の下痢を起こした際に行う断乳のポイントを解説します。断乳はダメージを受けた胃腸の粘膜を回復させることができますが、エネルギー不足や水分不足など気をつけなければならないポイントも存在します。断乳を実施する際には適切な方法で行い、子牛の全身状態が悪くなっていくようであれば早めに獣医師の診察を依頼するようにしましょう。
子牛

ヘソの病気を早く発見するためにできること~ヘソ総論②〜

今回は基本的な子牛のヘソの解剖学やヘソの病気の種類、触診の方法などについて解説します。ヘソの感染が深部へと進んでしまうと、全身性の疾患に移行するリスクがあり、命にかかわります。日ごろから予防対策をしっかりと行い、ちょっとでも異常を発見したら早めに診察を依頼するようにしましょう。
子牛

ヘソの病気を早く発見するためにできること~ヘソ総論①~

今回は「ヘソの病気を早く発見するためにできること~ヘソ総論①~」について解説します。「分娩室やハッチが衛生的&すぐにヘソを消毒をしたのに臍帯炎になった!」というご経験はありませんか?お産の状況と臍疾患は深く関係しており、特に臍帯が根元から切れてしまっている場合には注意が必要です。
子牛

子牛の発熱フローチャート

今回は、子牛が発熱したときにどのような対応をすれば良いのかがひと目で分かる、「子牛の発熱フローチャート」をご紹介します!もちろん例外もありますので、子牛の状態をよく見極めてご判断くださいね。季節の変わり目や寒い時期には感染症が蔓延しやすいため、患畜の隔離や換気など、より一層の蔓延防止対策や衛生面への配慮をお願いいたします!
健康管理

牛の”カゼ”とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜

《CowPlus+通信 Vol.5》今回は、「牛の"カゼ"とは?〜病気の分類3つを簡単に解説〜」というお話です。 概論的なお話になりますが、まずは基本からしっかり確認していきましょう! 発熱、咳、鼻水など…こんな症状があったら、"カゼ"を疑いますよね?診察してもらう獣医さんにも、...
健康管理

生後1週間の哺乳のポイント

生後1週間以内の子牛はそれ以降の子牛と比較して、消化酵素の分泌機能が弱いという特徴があります。そのため、ウイルス・細菌・寄生虫に感染していなくても、ミルクをうまく分解・吸収できないことが理由で下痢をしてしまうケースがあるのです。これを一般的に「消化不良性の下痢」と呼びますが、多くの牛は下痢をしても脱水症状によってぐったりしないことがほとんどです。